仕事の疲れを引きずらない方法

毎日月曜から金曜まで働いていると、どうしても疲れがたまります。さらに繁忙期ともなると連日残業、あるいは休日出勤が求められる機会も多くなります。IT業界はとくにプロジェクトごとに作業が進行することが多いため、プロジェクトの終盤になると厳しい勤務環境を強いられることも珍しくありません。

そうした環境の中でできるだけ疲労の蓄積を回避してモチベーションを維持できるかが、IT業界で活躍できるかどうかの重要な鍵となってきます。疲労がモチベーションを低下させ、それが能率の低下をもたらしてますます仕事が遅れてしまうと、ますます厳しい勤務環境になり、さらに疲労が蓄積してしまいます。忙しいときこそ、そうした悪循環を避けなければなりません。

では、どうやって疲労に対処すれなよいのでしょうか。まず、「優先順位を明確にする」のを徹底しましょう。忙しく切羽詰まっている時ほど焦ってしまい、何でもかんでも背負い込んでしまうものです。優先順位をしっかりさけたうえで優先するべきものを先に行い、できそうにないものは諦める。仕事でできそうもないものが出てきた場合には早い段階で上司や同僚に相談して分担してもらう。ギリギリになって「やっぱりできませんでした」となるよりも、周囲への悪影響を避けることができます。

それから休息をとることも大事です。休息を優先順位の上位に設定しておきましょう。いくらやることが多いからといって休むこともせずに働き詰めでいると能率とモチベーションが低下し、かえって生産性が低下してしまいます。休息して、エネルギーとモチベーションの両方の回復を図る機会を必ず設けるようにしましょう。

そしてやはり適切な食事と適度な運動も大事です。忙しくて疲れているときこそ適度に体を動かすことで、疲労の回復を促すことができます。また、運動による心地よい疲労は質の高い睡眠をもたらしてくれるので、睡眠対策の面でも重要です。